【選択】幼稚園教諭のためのICT 総合系 複合領域

 

 

 

■講習概要

 

現在、コンピュータを中心とする情報メディア無くして生活することはできなくなっている。このような情報社会において、幼稚園教諭が、ICTをどのように理解し、どのように活用していくことができるのか、さらに、その時知っておかなければならないこととは何かを、「コンピュータとは何か」「情報を活用する」「教育で利用する」という3つ視点からやさしく解説する。

 

 

 

■講師 

 

村上 優(大阪芸術大学初等芸術教育学科教授)

 

 

 

■講習内容

 

1 コンピュータって何?

 

まず、「道具とは何か」についての理解を深め、コンピュータが今までの道具と異なる道具であることがわかる。

 

戦争で利用する道具であったコンピュータが、現在のコンピュータに変わることになったプログラム内蔵方式について知る。

 

パーソナルコンピュータの名付け親であるアラン・ケイが説明するコンピュータはメタ・メディアであるという意味がわかる。

 

2 情報を作り出す・編集する

 

情報とは何かについての理解を深め、目的意識の強さの程度によって、情報としての価値が変化することを理解する。

 

情報には、「記号的な側面」と「意味的な側面」という二つの側面があることを理解し、「コンピュータは「記号的側面」を処理する能力が高い道具であることがわかる。

 

「デジタル」と「アナログ」の違いを理解し、コンピュータは「ある」と「ない」を、電気の「ON」と「OFF」、正確には電圧の高低というデジタル量で情報を扱っていることを知る。

 

ビットの意味を知り、ビットの数が増えることによって表現できる状態が増えることが理解できる。

 

マルチメディアデータの意味についての理解を深め、マルチメディアデータを編集するときに注意しなければならない著作権についてわかる。

 

3 インターネットの世界

 

コンピュータは、ネットワークでつながることによって、力を発揮すること、さらに様々なネットワークの種類があることを知る。

 

インターネットとは何かを知り、インターネットの歴史、特徴について理解する。

 

インターネットの特徴であるパケットの意味を理解し、データを送るときの約束事であるプロトコルの特徴を知る。

 

WWW、クラウド・コンピューティング、IoTの意味についてわかる。

 

 

 

4 教育への利用のために

 

コンピュータはメタメディであると定義したたアラン・ケイが説明するコンピュータはアンプリファイアー(増幅器)であるという意味がわかる。

 

コミュニケーションが成立する5つの要素とその意味について理解する。

 

コンピュータは「コミュニケーションを増幅するための道具」であることがわかるとともに、保育・教育の中におけるコンピュータの活用方法の基本となる考え方を理解する。

 

5 アプリケーションソフトの紹介

 

「ソフトウェアに子ども合わせるのではなく、ソフトウェアが子どもに合わせる」の意味がわかる。

 

「ピッケのつくるえほん」を使って自分で物語をつくる楽しみを味わう実践の流れを理解する。

 

テーマとお話づくりをかけあわせることで、より一層体験が深まったり、広がったり、課題解決に役立つ実践について理解する。

 

「ピッケのつくるえほん」で作られた子どもたちの作品の年齢による違いがわかる。

 

子ども達が使う「ことば」と二つの「そうぞう力」の意味が理解できる。

 

6 実践事例

 

二つの幼稚園で行われたコンピュータを利用した実践の中で共通している特徴がわかる。

 

異年齢時との共同使用とファンタジーとのコラボレーションにより、子ども同士が互いにヴィゴツキーの最近接発達領域(ZPD)での足場になる活動が展開される意味がわかる。

 

この二つの幼稚園でのコンピュータ遊びからうまれてきたものが何であるかを理解する。

 

7 情報のセキュリティと信頼性

 

幼稚園教諭として知っておかなければならないWWWの「情報のセキュリティと信頼性」についてわかる。

 

幼稚園教諭として知っておかなければならないSNSの「情報のセキュリティと信頼性」についてわかる。

 

幼稚園教諭として知っておかなければならないデジタル写真の「情報のセキュリティと信頼性」についてわかる。

 

「幼稚園教諭のためのICT」における学びのまとめが理解できる。